補瀉ホシャ
(NPO)日本アピセラピー協会 講座
補瀉ホシャ
補瀉とは本治法という体質改善を目的として行う施術ですが、
本治法を行うには脈診を行い、
弁証(どの状態かを明らかにする)しなければなりません。
漢方においては、「補」と「瀉(しゃ)」という方法が採られます。
「補法」とは足りないものを身体に補うことをいいます。
他方、「瀉法」とは、不要なものや害のあるものを身体から取り去ることをいいます。
西洋医学を例として挙げると、サプリメントで不足している栄養を補給することは「補法」にあたります。また、抗生物質で細菌を殺すという施術法は「瀉法」にあたります。
病気の症状を改善し、施術するためには、「補」と「瀉」の両方のバランスをとることが大切ですが、漢方はこのバランスを取ることが西洋医学よりも得意だとされています。